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ぶどうの木のあれこれ

カウンセリングルーム『ぶどうの木』へようこそ。

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冷雨と希望  

今日も雨。
最近もまたグズついた天気の日が多く、
今日も雨が降ったり、止んだり。

さらに先ほどから、風がビュービュー吹いています。
夜、帰宅中、寒かったですね~。
この急激な冷えに体がついていかず、風邪を引いて
しまいました。

おそらく、私と同じようにこの冷えにやられて、体を
こわしている方が結構いらっしゃるかと思います。

今年は、夏が猛暑だったり、またこうして突然冷気が襲って
きたりと、体調のバランスを保つのに一苦労しています。

   コスモス


先日、NHKで、あのチリで起きた落盤事故のドキュメントを
放送していました。

2ヶ月間、深い穴に閉じ込められた33人は実際どのように
過ごしていたか。それを映したビデオを公開しました。

事故の直後、700m地下に閉じ込められた作業員たちは、まず
絶望に陥りました。なけなしの食料を分け合い、どんどん
痩せていって、体の各部位から骨が見え始めたそうです。
そして、栄養状態と蒸し風呂のような暑さで体力が消耗し、
体の動きが鈍くなっていきます。その苦しみたるや、想像を
絶するものです。
しかし目の前に死の闇が襲ってこようとも彼らは、希望を
失わなかったんでしょう。しずかに、皆とわずかばかりの
食料を分け合い、そして静かに祈りをささげます。

そして、地上から必要物資を入れたカプセルを送るために細い
穴が掘られ、33人がこもるエリアまで届きます。
そこで地上には、地下に閉じ込められた33人全員が無事で
あることが報告されます。
地下の33人も、地上の人々も、家族たち、同僚たちもその報告
に歓喜します。

それから、いのちをつなぐパイプラインで送られる物資によって
深い穴での生活は、一変していきます。
おいしいものを食べ、テレビを見ることができ、そして
テレビ電話で家族と話しができるようになっていきます。

しかし、この頃から33人の結束が崩れていきます。食べ物や
電話の奪い合い、はたまたテレビのチャンネル争いなどが起きて
諍いが絶えない状態になっていったといいます。
「欲」が、人の心の混乱させ、それまでいたわり合う関係から、
歪みが生じていき、時には相手に罵声を浴びせるシーンが
克明にビデオに映されています。

やがて、みんながみんな自分が欲に駆られて混乱したことを
自覚し、毎日2回必ず全員で祈りあい、歌を歌う時間を作って
再度、結束を新たにしつつ、自分自身のコントロールを穏やかな
気持ちでできるように図っていったようです。

このような一連の、事故にあった人々の移りゆく姿を見て、
おぞましい感じをもったでしょうか。

私はけっして他人事のように思えませんでした。

この一連のプロセスは、人間のありのままの姿がありのままに
描かれています。

私たちの家族や夫婦、親子、同僚など様々な人間関係のなかで持つ
のと同じような生々しい感情が表現されています。

また人間はどのような状況に立たされようとも、どんな過酷な
運命にあっても、絶望の淵のなかでも、憎しみのなかに
あっても、かならず自分を建て直し、希望を持つことができるという
しなやかな強さを伝えているような気がしました。

これからの33人の精神状態は変化、たとえば事故のトラウマが
どのように影響するかは、確かに心配です。

でも、あの33人は、まさに人が人を支えるということ、自分のいのちが
閉ざされるということを目の当たりにして、絶望し、しかしそこから
希望をもつことによって、自分を立て直すことができるという人間の
豊かさを肌で実感したことでしょう。
今後のことは心配でありますが、そういうかけがえの無い大きな
体験をしたことによって、これから豊かな人生を生きることができる
のではないかと勝手に想像しています。

国内でも、海外においても何だか不穏なニュースでしたが、
このチリの事故と奇跡の救出劇は、陰鬱な世界の情勢に、
あたたかい気持ちと一筋の光明を与えてくれたようです。
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月光  

雨の日は肌寒く、晴れの日は汗ばむほどの陽気。
その繰り返しの日々が続いています。

そうはいえども10月になり、秋の気配が深まりつつあります。田んぼの稲穂は首をたれ刈入れの時期を迎え、夜には虫の声も大きくなり、またコスモスの花がきれいに咲いています。彼岸花は、おそい秋を迎えて今ようやく満開だそうですね。

今は月がきれいに見える時期でもあります。
虫が鳴く静かな夜に、月を眺めていると心も体も安らいできます。星降る夜もいいですが、ほんのりとした月光に浴しながら、夜に散歩に出たりすると、仕事で使い果たした心の疲れや熱を帯びた胸のざわめきが、しんしんと静まって、落ち着いてきます。

15~6年ほど前、北海道の大雪山のふもとにある然別湖で見た、夜のほのかな月明かりを浴びた湖の光景が忘れられません。すでに冬の到来を告げる北風に湖の水面がゆっくり揺れ動き、月光に照らされた湖のよそおいはとても美しかったです。


富士山と月



毎日毎日、仕事や家庭や、雑事の多い日々の生活に忙殺され、自分を見失ってしまうときもあります。しかし「何か思いきったことでもしないと・・」と思うと、それを考えるだけでまた疲れてしまいますよね。でも、ふと気が付けば意外に身近なところに、癒しや自分を取り戻すきっかけがあるといえばあるかもしれませんね。

ようやく来た遅めの秋。、秋の空気に浸りつつゆっくりと歩いていれば、仄暗さのなかに、月のような優しい光を見出すこともあるかもしれないですね。

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