ぶどうの木のあれこれ

カウンセリングルーム『ぶどうの木』へようこそ。

こころ静かに  

 こんにちは。

10月の予定を掲載しています。ご確認ください。

今年の9月は、なんだか色んなことがありましたね。

大きい台風が二度もやってきて、大きな爪痕を残しました。
そして、きびしい残暑。すごく暑い日が連日続きましたね。
首相の交代。もうこれはいいですか・・。

しかし、今年の夏もとても暑かったですね。
そして、3月のあの震災から現在。
いまのいままで、体中になんとも言えない熱気を帯びたままの状態でした。
夜もあまりよく寝付けず、ちょっと疲れていました。
これをお読みになってくださっているみなさんにも、きっとそんなふうになっている方が多くいらっしゃると思います。

こころがどこか覚醒しつづけ、なんだかまとまらず、イライラしては不安になり、疲れる。
こころがざわついている。
ふと気が付けば、そんな状態が続いていたように思います。


暑さ、寒さも彼岸まで。
10月に入ったら、ようやく秋らしいひんやりとした心地よい空気が感じられるようになってきましたね。


木陰 


これから、秋が深まっていきます。
なだらかに静かな季節へと移ろいゆきます。

ここらで、心の休憩を大事にしていきたいところですね。

ざわついて、あてどもなく動き続けていた心の速度をゆるめて、すこしづつ休めて、こころの充足をとりたいところです。


静かな夜、長い夜になってきました。

私は、これからしばらく手につかなかった本などを、じっくり読みふけりたいと思います。

また、映画などもここしばらくは、ゆっくり見ていられなかったので、いくつか見たいと思います。

そして、散歩をゆっくり楽しみたいと思います。

旅などもしたいと思います。

そんなふうにして、少しづつ自分を取り戻していきたいです。
心のなかに溜まったよどんだ空気を外にだし、心の換気もしていきましょう。

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心のことを言葉にすること  

おひさしぶりです。

また、長らく更新するのを怠っていました。

ようやく時間ができましたので、綴らせてもらいます。

先々週の土曜日と、先週の土曜日、週をまたいでの二日間、地域の社会福祉協議会や精神保健福祉団体主催で研修会を開き、その講師を務めさせて頂きました。

テーマは「傾聴」。一日2時間、二日間で計4時間。

我々カウンセラーが対話するうえで、もっとも基本的で、しかしもっとも深淵なテーマ。


準備期間、どう分かりやすく話そうか?・・と迷いあぐねて、当日を迎えてしまいました。


同じ心理の専門、学生、または援助職や教員には、研修講師など経験あるものの、市民講座は初めての経験。


まず、とおりいっぺんの理論や、抽象的なことを漠然と話すだけでは何も伝わらないだろう、と思いました。だからといって、専門的なことを何も話さないとなると、参加者のせっかくの知的好奇心を削ぐことになる。
こんな考えで行きつ戻りつ、長い間悩んでいました。


そうだ。
私は研究者でも大学の講師でもない。
臨床家として、現場で体験していることをそのまま素直に伝えることにしよう・・と、当日直前にその答えにようやく至りました。

しかも今年の春には、震災があり、その支援活動にも参加した。
まさに、傾聴という大きなテーマのエッセンスがそこには在った。
そのことに今更ながら気づいたのです。


研修当日、特に二日目。
自分が臨床を行っているうえで、こういった人にはこうかかわるという具体的な例を挙げて、話を進めていきました。そして、熱が入った部分も多々ありました。自分の感情が高揚しているのがよく分かりました。

しかしながら、心のことを言葉にして伝えるということは何と難しいことでしょう。

今回も特に前半、話しながら自分で「これは自分の本当の思いとどこかずれている」というようなわずかな違和感を時折感じておりました。


でも、参加された皆さんの熱心な眼差しに語りかけるように努めているうち、自分の心の音と言葉がチューニングされていくのを感じました。

ああ・・これこれ。この、言葉が自然に漂流し、相手のほうへ流れている感覚。



二日目もあっという間に2時間が過ぎていきました。

参加された方々は、私の舌足らずな話に熱心に耳を傾けてくださいました。
それがよくわかりました。

終了したあとしばらくは興奮が冷めず、そのままルームに帰って通常業務。


とても充実した二日間でした。
そして、自分の仕事をまた見直す機会になりました。



今回、主催となられた方々、また参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。


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