ぶどうの木のあれこれ

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暖かい日の光が差し込むように  

4月も半ばになりました。

4月14日から現在にいたるまで、熊本県にて震度7、震度6という大地震が立て続けに起きました。

この大災害を受けて、熊本地方の多数の家屋、住居、ビル、マンション、文化遺産の建物まで、崩壊しました。

そして熊本県、大分県では、大変多くの方々が被災されました。
避難所での生活に移って、今大変不安のことと思います。体調も悪くされていると思います。
夜もよく眠れず、とてもお疲れのこととの思います。
一刻も早く、避難されている方々に十分な支援が行き届き、少しでも安心して時間を過ごすことができますように、心からお祈りしております。

悲しいことに、この大地震で多くの命が失われました。
ご遺族の方々の深い悲しみ、いかばかりのものでしょう。本当に今お辛いことと思います。
心から哀悼の祈りをお捧げ致します。
皆様が、少しづつ慰めと心の平安が持てますようにお祈りしております。

今は、ご自分が育ち、暮らしてきた町、家が失われ、また身近な方が亡くなられ、とても悲しく、苦しく、不安な気持ちでいっぱいなここと思います。
当たり前のようにあった自分の町、家が突然の天災で崩壊してしまったのです。
身近でとても親しい人が、突如居なくなってしまったのです。
ですから、悲しい気持ちになることは、人としてとても自然な状態です。
いや、むしろ、しばらくのあいだは、こういう状況があった場合には、悲しみ、苦しみ、痛むことこそ、心にとっては大事なことなのです。

心理学的に言えば、「喪の作業」、「モーニングワーク」、「悲嘆反応」といいます。
こういう感情は、ネガティブなものとして、忌避し、否認されがちですが、そんなことをしてはいけません。
喪った悲しい気持ちや辛い気持ちを感じることは、私たちがやがて安定した心の状態へ回復していく大事なプロセスです。

ですから、そう思って、心から悲しんでください。痛んでいてください。
「悲しんではいけない」「不安になってはいけない」「早く何とかしなくちゃ」の気持ちを持つことも大事なことです。
それもとても人間らしい気持ちなのですが、それと同じぐらいか、より大きく、「今は悲しみつつ、苦しみつつ、やっていけばいいのだ」という気持ちを作るような感じで、思っていていいんです。
そう思っていれば、少しづつ、その苦しみが和らいで、心の状態が安定していきます。

そして、お話しをすることも大切なことです。
悲しんでいること、不安なこと、苦しんでいることを他者に、相手に言葉にしてみるのです。
「怖かったね~」「不安だよね~」「辛いね」と言葉にして、相手と心の苦しみを共有していると、気持ちが安らいでいくでしょう。
つまり、話していると、「こんなふうに苦しい気持ちになるのは、当たり前のことなんだ」と、出てきてしまう気持ちを自分で大事にできるのです。

でも、いくらそう言われても、そう分かっていても、まだ話したくはない。
辛い気持ちも話すのさえ苦しい。

そういうこともきっとあるはずです。
「言葉にすらしたくない。できない」という強い感情が起きることも、深く悲しみに包まれたときにはきっとあるでしょう。
その気持ちも、紛れもなくその人の大事な心です。大切にしてください。
こんなときには、無理に話す必要は全くありません。
そして、周りの人々も、その人に対して無理に話させるようなことは絶対にしてはいけません。

何気なく、さりげなく、優しくそばで見守っていてあげて、何となく一緒に寄り添う、共にいるだけでも、その人はきっと安心するはずです。

「今は、話したくないほどつらいのだ」という気持ちを作りつつ、そう思っていていいんです。
そのうち、話してもいい、話してみたいという気持ちになったら、話してみてください。


災害にあった方々に対して、お祈りをお捧げするしか、また、このような言葉を送ることしかできません。
ただ、厚かましいかもしれませんが、これからも応援し続けてまいります。

皆様に、春の暖かい日の光が差し込まれますように。


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category: 熊本県で被災された皆さんへ

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