ぶどうの木のあれこれ

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秋の収穫  

こんばんは。

10月の予定をすでに載せています。
ホームページのほうでご確認ください。

9月も後半になり、徐々に季節が秋へと移ろい始めております。

ただ、ここしばらくは大型の台風がたて続けに発生し、しとしとと雨模様ですね。
暖かい日差しが恋しい・・。長らく太陽の日を浴びてない感じですね。
気温も急に低くなりましたね。

みなさん、体調にくれぐれもお気を付け下さい。

先日は、年1回、地元のボランティア団体と社協との共催で開かれる「傾聴講座」で講義をして参りました。

2日間で、傾聴や対話、心の理解について参加された方々とじっくり学び合いました。
今回、この傾聴講座を担当させて頂いて6回目になりますが、自分にとっても日々の臨床や実践を振り返ることができる貴重な機会でもあります。

今年もとても収穫の多い傾聴講座でした。

1日目は傾聴や対話、心の仕組みについての講義。
2日目は、グループで対話する実践でロールプレイ。

特に今回参加された方はみな熱心でモチベーションが高く、講義もロールプレイもとても良い手ごたえを感じました。
とくに2日目のロールプレイでは、皆さんの表情がいきいきとして、豊かな時間になっていたように感じます。
ロールプレイはかなり緊張したと思いますが、1セッション終わるごとの皆さんのホッとされる表情、シェアリングでのお互いの気持ちのやりとりがとても印象的でした。

相手の話をじっくりと聴くことって、大事なことだけれど、想像以上に難しいことだと思います。
私もいまだに日々の臨床で、そのことを度々痛感しています。

だけれど、傾聴はどういった目的にために必要なのか。
傾聴することによって、その相手の心の在りようがどんな状態なっていくのか。

こういった傾聴することの意味合いについて丁寧に理解し、大事にできるようになっていくと、少しずつ相手の心に寄り添う対話ができるようになっていきます。

傾聴というのは、畑でたとえて言うならば、土を柔らかくし耕す作業のようなものです。
硬い土に種を蒔いてもなかなか芽は出ませんが、柔らかく耕された土では確実に芽が出てきますね。

種は、いわば一歩進める気持ち、つくる気持ち、主体的な気持ち。
つくる気持ちが自然に生きるためには、硬い土つまり窮屈でガチガチの心の在りようではなく、柔らかく自然でフワッとしたような心の在りようが必要です。
傾聴されることによって、人は自分の悩みや心の苦しみをありのままを感じられ受け止められると、心が自然なあり方になります。
そういう土壌ができてはじめて、豊かな心の芽が出始め、新しい心が成長してくるものです。

傾聴ができていない対話では、相手の心を聴くことができず、一方的でねじ込むような苦しい対話になりますね。

とはいえど、そのように言うは簡単。
実践すると、確かに難しいものです・・。

でも、講座のなかでもお伝えしたことですが、「傾聴とはとても難しい」としっかり痛感すること、そして「それでも何とかできるようになりたい」と切なる願いを持つこと、こういった気持ちを持つことこそが傾聴がゆくゆくできるようになり、相手の思いを大事にできるようになるためのまず第一の条件ではないかなと思います。

そして、今できないからといって焦らないで欲しいなと思います。
逆説的なのですが、傾聴は、焦ってあたふた躍起になって頑張ろうとすると余計できなくなる難物です。

経験上、「まあ、いつか傾聴だってそのうちできるようになるだろう」ぐらいの悠長さとのんびり感が功を奏するようです。

講座中、参加された方々との対話が私にとっては何よりの収穫で、皆さんのそれぞれの思いがヒシヒシと伝わってきました。
そして「自分もまだまだだな~」と反省と問題意識もポジティブな意味で深まりました。

2日間、本当にありがとうございました。

準備をしてくださった、ボランティア団体「あみねっと」のみなさん、港北社協のスタッフの方にも深く感謝申し上げます。



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