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ぶどうの木のあれこれ

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圏内  

2月になりました。

予定表を載せていますので、ご確認ください。

節分をむかえ、もう暦のうえでは春。
まだまだ厳しい寒さが骨身にこたえますが、外をよくよく見渡すと、木々の蕾がふくらぎはじめ、あちらこちら、けなげに花を咲かせてる姿も目にします。
  


 梅 


    
さて、先日は地元の福祉団体と社会福祉協議会のバックアップで研修会を行ない、お話させて頂きました。
もうすぐ東日本大震災から4年を迎え、さらに阪神淡路大震災から20年が経ちます。
そこで、災害とストレスをテーマにしてお話しました。
主な内容は、災害による外傷後ストレス、ストレス障害とそのケアやかかわりの仕方についてお話ししました。
ストレス状態が続く心のしくみの理解と、治療について少し専門的に。


研修 


この研修会を終えたあと、災害や、また昨今起きている様々な悲しい出来事について、つらつらと考えました。

昨年の後半、福島から神奈川へ震災と原発事故によって避難されてきた方々とお会いし、グループで語り、気持ちを分かち合う時間を持ちました。

県外に避難して、外から福島県の問題、原発事故や放射能汚染の問題を見つめ続けている人々でした。
地元福島から離れ、あえて「圏外で生きる人々」です。
しかし、「圏外で生きる人々」の語られる言葉には、こうやって離れているからこそ、故郷、住み慣れた緑豊かな町への思いがとても強く、悲痛で、追慕する気持ちが色濃い。圏外にいるこそ、色々なものが見えてきて、喪った故郷を取り戻そうと懸命に取り組んでいます。
苦しみの中に敢えて自らとどまり、真実をみて、新しいものを生み出そうとしています。
そういう意味では、こうした物理的には「圏外にいる人々」も、精神的には「圏内に留まり続けている」と言えます。

圏内で生きること、圏外で生きること。
しっかり考えようとすると、その境界線の基準は分らなくなってしまいますが、その重要なファクターの一つとしては、当事者意識でしょうか。
じかにある問題そのものには触れていませんが、それを自分のこととして捉えようとする問題意識。
そういう意識を持つことは、「圏内で生きようとすること」に通じるのかなと思います。

災害におけるPTSDしかり、私たちは、様々な苦しみのなかで生きねばなりません。
心の痛みや傷はとても苦しく、持ち続けていくことは辛いのですが、その圏内に居続けていることによって、大切なものを見つけることもできます。
そして、苦しみのなかにある本人の周りの身近な人。その人々も圏内に入ることが大事です。
本人の苦しみのエリアに入り、そっと共に居続ける。本人と同じものを見ようとする。
そこに居続ければ、きっと大事な部分が見えてくるような気がします。

私もあえて圏内に居続けるということに意識がもっと持てたらいいなと感じています。


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